これまで5000人を超える30~40代の独身男性からさまざまな悩み相談を受けてきました。
しかし、同世代の女性たちが「〇〇だから不安」「〇〇のリスクは避けたい」と具体的な悩みを打ち明けるのに対して、
男性たちは「そろそろヤバイと思いました」という漠然とした不安を抱いているだけ。
大半の独身男性は、「『何がどれくらいヤバイのか』自分でもよく分かっていない」のです。
「仕事はそれなりにソツなくこなせるけど、恋愛・結婚はうまくいかない」
「会社の女性社員とはうまく話せるけど、飲み会では女性との会話が盛り上がらない」
「長いつき合いの友人はいるけど、あまり会えなくなって1人の時間が増えた」
「まだ大きな病気やケガはしていないけど、ときどき胸や胃腸に違和感がある」
このように「自分なりに楽しく暮らしているけど、何か引っかかるものがある」という心のモヤモヤが年月とともにジワジワと心身に蓄積されて、大きな不安になっていくのです。
なかでも、彼らが最も不安を感じているのが結婚。「もう若くてかわいい子とは結婚できないのか?」「このまま結婚せず一生一人で生きていけるのか?」と頭の中で考えながらも、
一歩踏み出すことができないまま、いたずらに年齢を重ねてしまう男性が少なくありません。
彼らにとってどんなものが結婚の障害となっているのでしょうか。
■「男の30~40代はまだ大丈夫」のうそ
独身男性たちは結婚に関して、「女の30~40代はキツイけど、男の30~40代はまだ大丈夫」という楽観視をしがちですが、それは間違っています。
「男は若い女のほうが好きだから」という発想から楽観視してしまうのですが、だからと言って男性のほうが結婚しやすいわけではありません。
結婚市場における30~40代男性は年齢以前の問題で、非常に厳しい状況下に置かれているのです。
一生に一度は結婚したい、と思っているのなら
総務省統計局発表の人口推計(2016年6月1日現在)を見てみましょう。
20~59歳を5歳刻みで見ていくと、55~59歳で女性が4万人多い以外は、どの年代も男性が2万~19万人多いため、一夫一婦制の日本では必然的に余ってしまうのです。
さらに注目すべきは、50代半ば以降は逆転して女性のほうが多くなること。
これは疾病などで男性のほうが早く亡くなるからであり、もしあなたが「『一生に一度は結婚したい』と思っているのなら急いだほうがいい」でしょう。
もう1つ注目してほしいのが2015年の国勢調査。
これも20~59歳の男女を対象に5歳刻みで「未婚」「配偶者有」「死別・離別」の割合を見ていくと、
どの年代においても男性のほうが独身者の人数(未婚+死別・離別)も割合も、圧倒的に高いことが分かります。
つまり、「男性のほうが人口も独身者の割合も高い」「選べる立場にあるのは女性側」ということ。
私は30~40代の独身男性たちに、まずこの現実を話して、「女の30~40代はキツイけど、男の30~40代はまだ大丈夫」という根拠のない楽観視を変えるように促しています。
■女性の若さと引き換えに何を渡す?
根拠のない楽観視を捨て、「前向きに結婚を目指そう」と相手を探しはじめたとき、次の障害になるのは「若い女性と結婚できるのでは?」という願望。
「厳しいかも」という不安こそあるものの、芸能人の結婚やネットニュースなどを見て「やっぱりイケるかも」という願望を持ち続けているのです。
12月5日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)で、くりぃむしちゅー・有田哲平さんが結婚を発表しました。
45歳での初婚で、相手は「一回り以上年下の一般女性」と言われています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161214-00149299-toyo-soci
東洋経済オンライン 12/14(水) 6:00配信
しかし、同世代の女性たちが「〇〇だから不安」「〇〇のリスクは避けたい」と具体的な悩みを打ち明けるのに対して、
男性たちは「そろそろヤバイと思いました」という漠然とした不安を抱いているだけ。
大半の独身男性は、「『何がどれくらいヤバイのか』自分でもよく分かっていない」のです。
「仕事はそれなりにソツなくこなせるけど、恋愛・結婚はうまくいかない」
「会社の女性社員とはうまく話せるけど、飲み会では女性との会話が盛り上がらない」
「長いつき合いの友人はいるけど、あまり会えなくなって1人の時間が増えた」
「まだ大きな病気やケガはしていないけど、ときどき胸や胃腸に違和感がある」
このように「自分なりに楽しく暮らしているけど、何か引っかかるものがある」という心のモヤモヤが年月とともにジワジワと心身に蓄積されて、大きな不安になっていくのです。
なかでも、彼らが最も不安を感じているのが結婚。「もう若くてかわいい子とは結婚できないのか?」「このまま結婚せず一生一人で生きていけるのか?」と頭の中で考えながらも、
一歩踏み出すことができないまま、いたずらに年齢を重ねてしまう男性が少なくありません。
彼らにとってどんなものが結婚の障害となっているのでしょうか。
■「男の30~40代はまだ大丈夫」のうそ
独身男性たちは結婚に関して、「女の30~40代はキツイけど、男の30~40代はまだ大丈夫」という楽観視をしがちですが、それは間違っています。
「男は若い女のほうが好きだから」という発想から楽観視してしまうのですが、だからと言って男性のほうが結婚しやすいわけではありません。
結婚市場における30~40代男性は年齢以前の問題で、非常に厳しい状況下に置かれているのです。
一生に一度は結婚したい、と思っているのなら
総務省統計局発表の人口推計(2016年6月1日現在)を見てみましょう。
20~59歳を5歳刻みで見ていくと、55~59歳で女性が4万人多い以外は、どの年代も男性が2万~19万人多いため、一夫一婦制の日本では必然的に余ってしまうのです。
さらに注目すべきは、50代半ば以降は逆転して女性のほうが多くなること。
これは疾病などで男性のほうが早く亡くなるからであり、もしあなたが「『一生に一度は結婚したい』と思っているのなら急いだほうがいい」でしょう。
もう1つ注目してほしいのが2015年の国勢調査。
これも20~59歳の男女を対象に5歳刻みで「未婚」「配偶者有」「死別・離別」の割合を見ていくと、
どの年代においても男性のほうが独身者の人数(未婚+死別・離別)も割合も、圧倒的に高いことが分かります。
つまり、「男性のほうが人口も独身者の割合も高い」「選べる立場にあるのは女性側」ということ。
私は30~40代の独身男性たちに、まずこの現実を話して、「女の30~40代はキツイけど、男の30~40代はまだ大丈夫」という根拠のない楽観視を変えるように促しています。
■女性の若さと引き換えに何を渡す?
根拠のない楽観視を捨て、「前向きに結婚を目指そう」と相手を探しはじめたとき、次の障害になるのは「若い女性と結婚できるのでは?」という願望。
「厳しいかも」という不安こそあるものの、芸能人の結婚やネットニュースなどを見て「やっぱりイケるかも」という願望を持ち続けているのです。
12月5日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)で、くりぃむしちゅー・有田哲平さんが結婚を発表しました。
45歳での初婚で、相手は「一回り以上年下の一般女性」と言われています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161214-00149299-toyo-soci
東洋経済オンライン 12/14(水) 6:00配信
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